取材の帰りに、国道56線内子に古くからある「焼き鯖」の店に寄りました。
八幡浜から、という大きな鯖、いつも早朝から閉店まで炭火の煙が朦々と途切れることなく立ち上がっていることから、日々繁盛していることが容易に想像できます。
かなりご年配のご主人に「なぜこんな山の中で鯖を売っているんですか?」
と訊くと
「ずっとずっと昔からこの場所でやりよるけんよ」と。
いや、答えになってないのだけど、そういえば内子にはいくつかこういう焼き鯖のお店があります。いわゆる名物なんですね。
例えばこのご主人に後継者がいなくて、「ここで鯖焼いたら繁盛するからあんたやれよ」と言われたらどうだろうか。
休日には決まって駐車場に車列が。
県外からも注文があるといいます。
サイズによって価格は50円刻みで、だいたい1尾500円~800円くらいがメイン。
名物として買って帰るアウェイ客だけでなく、晩ごはんのおかずになりそうな副菜のラインナップもあることから、ご近所さんからも重宝されてるんだろう。
やるかな。
やってみたいかもしれないな。
なんで山の中でこんなに鯖が売れるのか、やってみたらわかるのかな。
やろうかな。 ← 誰も頼んでいない
近藤 路子
代表取締役 at 株式会社フードスタイル
株式会社フードスタイル代表取締役。ジャーナリスティックな美食暮らしを探究する愛媛県下初の野菜ソムリエ。よく「君はスズランのようだ」と喩えられる(スズランの根は猛毒)。好きな言葉は「不言実行」。死ぬ前に食べたいのは「メロン」。
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