3月17日、宇和島では早くも桜の開花が確認されました。いよいよ春の到来で す。
例年、県内でもトップを切って開花宣言がなされる宇和島ですが、実のところ 冬場の冷え込みはかなり厳しいものがあります。けっこう雪も降りますしね。
北海道でもちょっとだけ生活したことがある私ですが、札幌ではどこにいっても 防寒対策が万全となっているので、そんなに寒さを感じることはありませんで した。
でも宇和島は海が近く、周囲が山で覆われているためか、冬場には底冷えがして、厳寒の日も珍しくありません。
そんな宇和島の冬ですが、春めいてくると暖気が急激に流れ込みます。その結 果、冬眠から覚めるかの如く桜の木が敏感に反応して、早咲きになるのかな、なん て思ったりします。
さて例年、開花宣言が行われている宇和島ではありますが、実は気象庁により 開花の発表がなされている訳ではありません。
通常は、気象庁指定の標本木を職員が観測し、その木に5~6輪の花が咲く と、気象庁から「開花」が宣言されます。
宇和島でも、こうした標本木があるのですが、気象庁による観測は、宇和島測 候所が無人化されたことに伴い、廃止されてしまいました。
そのため2006年からは、測候所の元職員ら地元の有志がボランティアの“桜観 測隊”として、独自に桜の開花について調査を続けています。
こうした取り組みの甲斐もあり、宇和島市過去になんと10回も「開花日本一」 に輝いています。
もっとも今年は、同様に独自の調査を行っている高知県宿毛市が、前日の3月 16日に開花宣言をしたため、日本一には一歩届かなかったのですけどね…。残 念!
さてこうした取り組みにあわせて、宇和島市内のスイーツ店や飲食店などで は、“さくら応援隊”として様々なサービスを展開しています。桜の開花後に 期間限定で『桜餅の割引』や『ドリンクサービス』などを行っているのです。 (詳しくは下記のリンクからどうぞ↓↓↓) http://www.city.uwajima.ehime.jp/www/contents/1393573680626/index.html
とても良い試みなのですが、残念ながらまだまだ認知度も低く参加店も少ない のが実状です。「桜開花日本一」という称号を誇る日本でも数少ないまちなの だから、もっともっとこのような取り組みを通して「桜」を有効に活用できる のではないかと考えてしまいます。
ただでさえ素晴らしい食資源を誇っている宇和島なのですから、「桜」と絡め た取り組みはきっと無限に広がっているはずです。
今年は間に合わなかったけど、来年に向けて私もいろいろと「桜」をテーマと した事業企画を進めていきたいと考えています。
花見酒を楽しみつつ、さっそく今年からいろいろと考えてみることにします!
もっとも…
酔っぱらって記憶が飛ばない程度にですケドね(;^_^A
西村重夢
同局退職後、愛媛のアイドル“ひめキュンフルーツ缶”を音楽プロデューサー伊賀千晃と立ち上げ、「アイドルによる地域活性化」などに取り組む。現在は、厚生労働省の事業を実施する宇和島地域雇用創造協議会にて、様々な地域活性化プロジェクトを手がけている。
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